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導入事例

2014/03

将来性を見越して、オフコンからパッケージのSimplexへ入れ替え
~ギフト通販特有の”複数送り先”対応やギフトシーズン前の予約注文等の業務を効率化~

株式会社 東あられ本鋪 (屋号:両国 東あられ本鋪)様

業種 通販・小売業
導入プロダクト Simplex
システム概要 受注受付システム

【所在地】(本社)
東京都墨田区亀沢2丁目15番10号
http://www.azuma-arare.co.jp/

明治43年創業、東京の墨田区に本店を構える東あられ様は、高級食材を扱うスーパーマーケットや、デパート直営店などで進物・袋詰めのあられを販売されています。

全日空の機内で出されたお茶請け菓子、「東一福」がお客様の評判を得て、通信販売をスタート。

わずか数ヵ月間の提供期間だったにもかかわらず、現在も同社の一番の売れ筋商品になるほどの大ヒットに。

2011年に創業100周年を迎えられた東あられ様は、これまでの長い歴史の中で、現在、定番商品と呼べるのは東一福だけ。 数百にもおよぶ商品ラインナップは、時代の変化に合わせて、その時々のトレンド商品を次々と開発されているそう。

常に新しいことにチャレンジする好奇心と柔軟なアイディアをもつ小林社長と、社長が信頼を置く部下の一人である、通販部門担当の魚地様にお話を伺いました。

東あられ様の一番人気の商品は何ですか?

-店舗と通販では若干の違いがありますが、おかきの詰め合わせ、「東一福」が一番人気です。(魚地様)

-「東一福」は、平成2年に販売を開始して、グレードは少しずつ上げていますが、基本的には変わらぬスペックで提供しているのが長く愛される所以ではないでしょうか。

最近では、いろんな味が1袋で楽しめるおかきの袋詰めは一般的になってきていますが、全日空さんで取り扱ったことがきっかけになっています。当社も含めた4社がパイオニアでした。(小林社長)


パーフェクトハーモニー様

工場見学をさせて頂きましたが、東あられ様の商品は、多くのスタッフの手でとても丁寧に作られていました

あられの生地となるもち米を伸して
シート状に。
あられの形に細断し、乾燥機で1日
~3日間乾燥されます。
いよいよ焼かれてあられっぽく
なってきました。
商品によっては、職人さんの
手作業で味付けをすることも。
小分け袋に丁寧に袋詰め。 真心を込めて、箱詰めされます。

「東一福」は、全日空の機内で出されたのがきっかけで人気商品になったのでしょうか。


-そうですね。当時は1ヶ月で2万袋販売しました。(小林社長)

 

そうだったんですね。全日空への提供を決められたきっかけは何だったのでしょう。

-当時、営業部長だった頃に同業の方から全日空さんの話を聞きましてね。どうしてもやりたいと私が進めたプロジェクトのひとつです。

設備投資のリスクなどもあって社内から反対の声も挙がりましたが、結果的にはやってよかったですね。
(小林社長)

笹かまぼこ

        小林社長

 

社内の反対を押し切ってまで、提供を決断された理由は何だったのでしょう?

-楽しそうだったから、ですね。(笑)
毎日、羽田まで私が配達していましたよ。(小林社長)

 

そうなんですか!それはすごいエピソードですね。
それから、通販での提供がスタートしたんですよね。通販はいつから始められたのですか?

-平成3年からです。
平成2年の年末、11月、12月、1月と3ヵ月間全日空の機内で配布されたんです。
そして、平成3年の1月くらいから、「東一福が欲しい」という電話を250件ほど頂き、通販らしきものが始まりました。(小林社長)

はじめての通販業務は手作業からスタート

すでに通販システムは導入されていたんでしょうか。

-その頃はまだ、本格的に通販で商品を提供する準備が整っていませんでした。
手書きで振込用紙を作成したりして、とても苦労した思い出があります。

そこで、ギフト通販のシステムを構築していた知り合いの方の紹介で、とある開発会社に当社独自のシステムを構築して頂きました。(小林社長)

平成3年といえば、まだWindowsが普及する前のお話ですよね?

-そうですね。その頃はまだオフコンでした。
開発は某メーカーの関連会社のシステム開発会社にお願いしたのですが、その担当の方が独立されてしまい、メンテナンスが困難になってしまったんです。(小林社長)

Simplex導入の経緯

オフコンから、通販専用のシステムに入れ替えをされたんですか?

-そうです。そのソフトは、ハードのメンテナンスをお願いしているメーカーさんが探してきたものでした。そのシステムは8年くらい使いましたね。

ハードの容量やスピードの問題に関してはクリアして問題なく使っていたのですが、今度はWindows XPのサポート終了に伴うOS対応や消費税改正の問題が浮上しまして。

OSだけでなく、システム自体のバージョンアップがあまりされなかったり、当社独自の新しい機能追加を要望しても聞き入れてもらえませんでした。

そういったこともあり、2012年頃にシステム入れ替えの検討を始めました。(小林社長)

Simplexはどこでお知りになりましたか?

-また、おつきあいのあるハードメーカーさんに相談したところ、通販システムを取り扱っているというイリイさんをご紹介いただきました。

その時は、「いい会社ですよ」と一言だけね。そのあとすぐに営業担当の方に提案いただきました。
(小林社長)

Simplexをご採用頂いたポイントはどのような点だったのでしょう。

-提案内容はもちろんのこと、イリイのホームページに掲載されている事例などを参考に検討した結果、サポート体制や新OSへの対応、定期的なバージョンアップの方針が安全材料となりましたね。

あとは、担当者の人柄も大きなポイントとなりました。
いくら商品が良くても、売る側の人間の対応が良くなければ商売にはつながらないと思うんです。
もちろん、当社にも言えることですけどね。
イリイの営業担当は対応も早く、好印象でした。(小林社長)

-私は、紹介頂いた方に、イリイさんはサポートがしっかりしており対応も早い、というお話も聞きました。

前システムの担当者が頻繁に変わるし、問合わせをしても対応が遅かったりして、現場としては困っていたんです。(魚地様)

前システムで特に困ったことはどのようなことだったでしょう。

―お昼の12時になるとウィルスチェックが強制的にかかってしまって。お昼に締めようと思っていた出荷が間に合わなかったり、お昼休みにお客様に電話しようと思っても処理中のためお客様マスタが確認出来なかったり。非常に困りましたね。ハード自体のスペックも悪かったのでしょうが、いろいろな処理が遅かったです。(魚地様)

業務が止まっているのに回答が遅いと困りますよね。他には何かありますか?

-オフコン構築をお願いしていた会社は規模的に大企業で、次にお願いしたPC用のパッケージソフトの会社は個人レベルの小さな会社でした。

大きすぎると何かお願いをするにも書類が必要で決裁までにすごく時間がかかったり、逆に小さすぎると担当が辞めてしまったり、システム自体が発売中止やバージョンアップがされなかったりというリスクがあります。当社の場合は両方経験していますからね。

その点、イリイさんは当社とちょうどバランスがとれていたというか、おつきあいしやすかったです。
(小林社長)

OSのサポート終了や消費税改正、システム入れ替えの過渡期だったのですね。
Simplexは、いつタイミングでご導入されたのでしょう?

-お中元シーズンの前に仮稼働をスタートして、本稼働は2013年の8月からでした。(魚地様)

販売管理システムの入れ替えについて、業務担当の現場から抵抗の声は上がりませんでしたか?

-いえ、パソコンの処理も遅くなっていましたし、当時、わからないことをサポートセンターに問合わせても対応が遅かったりしたので、むしろ早く替えてほしいという意見が多かったです。(魚地様)

-オフコンの時代は私が先頭に立ってやっていたんですが、パソコンになってからは魚地に任せっきりになってしまっていて。現場からの痛切なヘルプを聞いて、まずいなと思っていました。(小林社長)

Simplexでは処理が遅いとか業務が止まってしまうということはありませんか?

-PC自体のスペックも上っていますし、問題なく使えていると思います。(魚地様)

新消費税対応

いよいよ4月から消費税が8%になりますが、御社は何か対応をされていますか?

-カタログはすでに税抜表示にしています。4月以降もそのまま税抜表示で、10%になった時点で総額表示に戻すことになると思います。(魚地様)

-税抜表示にして、お客様の反応はいかがでしたか?

カタログに関しては特にお問い合わせ等はなかったです。お客様も税抜表示に慣れてきているのではないでしょうか。

ECサイトに関しては、色々と研究して改定に備えたいと思います。(魚地様)

業務の流れ

ECサイトによる売り上げは好調ですか?

-最近では、インターネットやスマホの普及で通販利用者の年齢層も上ってきており、ネット通販への抵抗は少なくなりつつあると思います。

ただ、ホームページを見て、電話で注文という方も少なくありません。(小林社長)

ということは、御社では電話注文の方が多いのですか?

-そうですね。電話の方が多いです。いずれCTI機能の導入も検討したいところですね。(小林社長)

受注から出荷までの流れを簡単に教えて頂けますか?

-ネット通販(EC)はShopmakerというASPサービスを利用していて、ECのデータはそんなに多くないので手入力しています。ただ、最近ECの注文が増えてきたので、Simplexにインポート出来たらもっと業務効率はあがりますね。

電話の場合は、直にシステムに入力するとあとからチェックが出来ないので一旦メモをして、それからお客様の情報を検索して、今回の注文内容を入力しています。

ギフトの場合は、お客様の情報に紐づいた、お届け先の情報を入力します。

入力した情報は、お届け先の住所やお名前、のしの種類など、ミスが起きないよう、必ずオペレータ同士で読み合わせをしてチェックします。

出荷に関しては、Simplexのピッキングリストと宅配便の送り状、それにのしのご依頼があった場合は、のしの種類や表書きの情報等をSimplexからエクスポートして、専用ソフトで印刷したものを1セットにして工場に依頼します。

パーフェクトハーモニー様

工場では、ピッキングリストを元に商品を用意し、こちらもチェックをしながら梱包して出荷、という流れになります。(魚地様)

出荷作業を行っているところを見学させて頂きましたが、とてもわかりやすい出荷指示でしたね。

 

-ピッキングリストにはメモ項目も印字出来ますが、文字数に限度もありますし、絶対にミスしてはいけないのしの種類などは、赤字で書き込むこともあります。(魚地様)

パーフェクトハーモニー様

 

導入効果

Simplexを導入して約5ヵ月経過しましたが、導入効果についてお聞かせください。

-まず、オフコンと比べて、検索条件が自由に設定でき、欲しいデータをすぐに抽出できるのが便利ですね。
(魚地様)

オフコンは、導入当初は自社の業務に合わせて設計しているからとても便利なようですが、時代の流れと共に欲しいデータも変わってきますしね。

-あとは、入金消込が一括で出来るため、出荷までのリードタイムが格段に短くなりました。

入金に関しては、これまで通販部門と経理システムのチェック方法がなかったんですが、Simplexの導入によりチェックがしやすくなり、過入金や未入金の処理など、経理業務もラクになったのではないでしょうか。
(魚地様)

今回のご提案にあたり、通販業務の効率化だけでなく、経理部門との連携に関しても改善出来ればと、少しだけアドバイスさせて頂きました。(営業担当 小川)

受注・出荷部門での業務で効率化されたことはどのようなことでしょう。

お客様ごとに応対履歴を残せるのも非常に助かっています。
例えば、返品があった場合には、返品に至った経緯なども残せるので、オペレータ同士で情報が共有できるようになりました。また、社長に報告すべき事象に関しては、報告書として履歴表を印字して活用しています。
(魚地様)

※以下、受注、出荷等に関わるスタッフにヒアリングいただいた内容です。

・顧客マスタに複数の連絡先を管理できる。
・前回の入金方法、入金日等の履歴が時系列で管理できる。
・予約注文書を見て、お客様にコールバックをする業務がラクになった。
・請求書(納品書)のお知らせ欄で、送料キャンペーン等のご案内ができる。

-現場ならではの声ですね。細かい部分まで使って頂いて光栄です。
操作性に関して、スタッフの皆さんの反応はいかがでしたか?

慣れるまでは大変だったと思いますが、今はだいぶ慣れたのではないでしょうか。わからない点は、イリイのサポートの方にリモートでつなげてメンテナンスをしたり、画面を見ながらサポートして頂きました。(魚地様)

年末のギフトシーズンは初めてのSimplexでの業務でしたが、感想はいかがですか?

-大きな問題はなかったと思います。

今回、予約注文書は前回送った商品と送り先の情報を印刷して大口の法人のお客様をメインにお送りしましたが、思いのほか好評だったので、次回はもっと多くのお客様にも利用しようと思っています。 (魚地様)

Simplexを検討中の方にひとことお願いします。

-Simplexは、とても自由度のきく販売管理ソフトだと思います。
工夫次第で、さまざまな使い道が広がるのではないでしょうか。(魚地様)

今後の展開

今後のビジネス展開についてお聞かせください。

-今はネットの世界もスーパーやデパートなどの小売も、市場は飽和状態でサービス合戦になっていると思うんです。単にサービスを乱発するだけでは、競争に生き残れない。そのような時代だからこそ、店舗での直販に力を入れ、お客様と直に接していろいろなことを吸収して、商品開発に活かしたいと思います。

やはり、人と人とのつながりが全てだと思うんです。One to oneマーケティングですね。
通販もそうです。単に注文を受け付けるだけでなく、お客様ひとりひとりのニーズを見極めて戦略を練っていく必要があります。
そのためにも、Simplexの分析機能は重要視しています。

今後は、ビジネスの奥行を広げて、お客様にもっと近づきたいですね。(小林社長)

バーチャル(インターネット)とリアル(店舗)の棲み分けをされるわけですね。 店舗で展開する新しい商品のイメージはすでにあるのでしょうか。

まだ企画段階ではありますが、プレミアム志向の商品を開発して、高級スーパーに展開して行きたいと考えています。

また、5月には現行商品の全面リニューアルを予定しています。

御社の商品は、おかきなのに洋風の味(オニオンガーリックやバジル、ペペロンチーニなど)を展開していたり、女性を意識した一口サイズのものが多かったりしますよね。 今後の新商品販売も楽しみにしています。

-当社は歴史は古いですが、常に新しいことにチャレンジし続けたいと思っています。(小林社長)

素晴らしいですね。 では、最後に。イリイに望むことはどのようなことでしょう。

-イリイさんにお願いしたいこととしては、今後、当社がこうして欲しいといった要望を出した際に、やる、やらないの判断はしないで頂きたいんです。こちらが求めているのは、システム的に出来る、出来ないかであって、有料だからとか面倒だからやらないという判断ではないんです。

お金を出すかどうかは当社が決めることですからね。使いやすいシステムにするために、これだけはお約束頂きたいです。(小林社長)

最後の小林社長からのお言葉は、Simplexを本気で使いこなそう、もっと良いものにしていこうという、強い意気込みを感じました。

お客様の期待を裏切らないよう、イリイもSimplexのバージョンアップや機能アップに本気で取り組んで参ります。

ありがとうございました。


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